脳幹出血 闘病体験記

回復期リハビリテーション病棟




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<回復期リハビリテーション病棟>
  ついに病棟を替わる事が確定した、通称北四、回復期リハビリテーション病棟だ最後の日、婦長さんが特別と言いながら飯を食わせてくれた。移動の日PTが終わって帰る時小生は北四に帰って行ったらもう部屋は出来ていた。同室には何とICUから一緒のTさんが居た2人部屋、彼は言語障害と認知症で静かなものだった。

 この病棟は朝8時の朝食から夜20時までベッドに上がると怒られた、終日車椅子での生活だ。始めは一日車椅子だとけつが痛い事参った。でもさすがにリハビリ病棟でPT、OTもこの病棟の専属スタッフがいた。

 ここは整形の患者も居て、良くなる前の人間だけなので、脳外科より楽しかったしPTも専属なので患者同士を夜自分の仕事が終わった後に卓球などをして楽しくスポーツの様にリハビリをした。まさか半身麻痺になってから卓球が出来るとは思わなかった。

 PTでは時々車椅子で病院からはなれた公園に行き歩行訓練をしたりそこにある歩道橋を上ったり、また病院から歩いて遠くにあるコンビニまで行ったりしたりもした。

 その他にOTでは当時は「何のために」と思ったが、小生が着ている病院着のズボンや裾に洗濯バサミをつけて外したり認知症の人がするような箸で小豆を摘んで箱に移動したりと何のための訓練か分からない事が沢山あったが衛生着が外れ自分でトイレに行く様になったらその訓練の意味が分かった。洗濯バサミ訓練のお陰で、トイレでも自分でズボンの上げ下げが出来る様になったのだた、小豆も似たようなものだ。

 楽しくもあり辛くもあった急性期訓練そのかいあってこの病棟に来て3週間もしたら装具を着け杖で歩行出来る様になった。歩ける様になったら一番の楽しみは朝6時位に外来に降りて椅子に座り缶コーヒーを飲みながらの読書だ、しかし片手なので読書は大変だった。

 食事は他の病棟とは違い部屋では食べられなくて4階談話室が北四の食堂だった、始めは車椅子で行っていた僕もこの頃は杖で歩いて行った。北四でも部屋を二度替わり最後となる3人部屋に移る頃はみんなと仲よくなりまるで学校生活のようだった。ほとんどの人が朝からリハビリ室で自主訓練をしたのでリハビリ室でもワイワイガヤガヤだった。リハビリ病棟なので体が悪い人は居なくて整形外科や身障者なので病院とは違う雰囲気だった。(健康だけど身障者)考えてみればこの頃が一番楽しかった気がする。がそろそろこの病院も半年になるので転院を考える時が来た。
 
 小生は家に帰ると思っていたのでもう退院すると言い張ったが弟まで来て転院を説得された。OT等とも相談をしたがもう入院して半年が過ぎるし転院で病院に行っても1ヶ月しか居れないとの事で病院ではなくて重度身体障害者更生施設に決めようと思っていたらちょうど施設の職員が病院に来ていて病院で面接があり、「今度正式に入所の手続きに来てください」といつの間にかここへの入所決まっていた。

 後日見学を兼ねて心理検査に施設を訪れた。テストの結果直ぐに入所の許可が出て12月1日に入所する事が決まった。その日はそれで病院へ帰った。病院では皆の「どうだった」攻撃にあったので事細かに説明をした。転院も近くに迫った11月20日頃私は最後の検査、血管造影のために再度西四病棟に移った、北四はリハビリ病棟なので治療や検査は出来ないからだ。

 西四に移っても北四のみんながいつも遊びに来ていたが北四に比べたら西四は病院だった。毎朝私がベッドから起きてパジャマからジャージに着替えていると看護師さんが「ここは北四と違うから一日寝てても良いのに、もうすっかり北四の人になったね」と元気な身障者の小生に言った。車椅子の時は出来なかった事を全て制覇した。

 検査の日同意書にサインをして、検査室に連れて行って貰った、右腕の血管から脳まで何か入れて検査をした。検査自体は怖かったが直ぐに終わり病室へと戻ったがそこからが不自由だった右腕に添え木をして腕が曲がらない様にしているので飯も食えない。しょうがないので妻に食わせて貰った。

 数日後検査結果を妻と二人で聞いたが全く異常なかった。ついに転院の日を迎える事となる。西四に北四のPT、OT、患者が沢山来てくれる。別れは嫌だがついに我が人生で思いもしなかった施設での生活が始まろうとしていた。 玄関を出ると同じ北四に居たメンバーが「頑張れよ」と見送ってくれた事が嬉しい
詰め所 病棟
簡単な運動が出来るように広い廊下
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